調理師の腰痛はココを見ろ!
こんばんわ!
6月から予約の合間に近所のボクシングジムに通い始めまして、
最近になってようやく動きにキレが少し戻ってきました(^^♪
一回落ちると、戻すのは大変ですし、筋力をつけるというのは相当な時間と労力のかかることなので、みなさんも筋力を落とさないようにすることが将来の健康寿命を延ばすことに繋がりますから運動した方がいいですよ♪
さて、前回の続きです。
まずは、前回のおさらいですね。
腰痛の原因は腰にはありません。
腰の痛みには離れた部分が影響して、その痛みを出している原因を探すのに職業が大きなヒントになるというお話をしました。
母の職業は「調理師」です。(正確には栄養士なのですが。笑)
さて、調理師はどこをよく使うでしょうか?
包丁使ったり、鍋を持ったりしますよね?
ここまで言えば、おわかりだと思います。
そうです、腕ですね。
もっと詳しくいうと前腕の外側の筋肉群が特に使われます。
テニス肘ってありますよね?
正確には外側上顆炎というのですが、肘の外側が痛くなるというものです。
テニス肘とも言いますが、別名「主婦肘」とも言うんです。
主婦は料理をよくするので、この前腕の外側の筋肉群に負担がかかって、肘の外側の骨を引っ張って炎症が起き痛みを出すことがあります。
調理師だったら、主婦よりもさらにその筋肉を酷使しているということです。
外側上顆炎になるまではいかなくても、この筋肉に負担が慢性的にかかっているのです。
さて、母の症状は、右足を上げた際に、腰に激痛が走り歩けないというものでした。
この見立てが合っているでしょうか?
母の前腕を施術していきます。
ガッチガチになっていましたね(-_-;)
肩を触ると、肩もガチガチだったので、肩こりにもココが影響していたはずです。
前腕の施術をやり終え、もう一度、右足を上げてもらいました。
わたし「痛みどう?」
母「…あれ…ほとんど痛くない!」
びっくりしていましたね(笑)
うちにいらっしゃる患者さまもみなさん、常識的に「腰の痛みの原因は腰!」と思い込んでいるので、腰を触らずに腰痛を改善されることに驚きます。
さて、まだ痛みが少し残っているようですね。
原因探しのヒントはたくさんあります。
1つは「職業」
そして、他にも「どこが痛いか」、「どの態勢で痛いか?」、「どんな痛みか?ジーンかズーンか等」、「立った時の身体の歪み」etc…
ヒントになるものはたくさんあります。
だから、施術をする上で一番大事になるものは「問診」なんですね。
よく話を聞きますが、接骨院や整形外科などでろくに話も聞かずにマッサージをされたり、薬を処方されるというのは、わたしからしたらあり得ないことです。
そんな治療院がなくならない限り、腰痛に悩んでいる人はなくならないんでしょうね。
ちょっと、脱線してしまいましたが、母の残った痛みを取るのに、次にヒントになったのは、痛む姿勢でした。
「仰向けが痛い」
さあ、またクイズです。
これで痛みの原因となる部分はどこでしょうか?
また次回!!