仰向けでの腰の痛みを改善させる方法

こんにちは！
なんでしょう、この暑さは(-_-;)
さすがに、バイク通勤はしんどいですね。(笑)
 
 
では、前回の続きです。
 
 
前回は調理師の腰痛に対する治療戦略をお話ししました。
 
 
今回は、
 
 
「仰向けでの痛み」
 
 
に対してお話ししていきますね。
仰向けで腰が痛いとき、今まで腰をマッサージしていましたか？
もし、していたなら、残念。。。
 
 
そこに原因はありません。
 
 
痛みを出すときというのは、筋肉が縮んで、痛みを出すよりも、筋肉が伸びて痛みを出すことが多いんです。
 
 
では、仰向けのときに伸びる部分はどこでしょうか？
 
 
たぶん、従来の施術法では全く見られることがなかった場所。
みなさんの意識もたぶんそこにはいっていないと思います。
 
 
正解は…
 
 
「お腹です」
 
 
わたしもこの場所の施術をするようになってから気付きましたが、ここが腰痛の原因になっている方はすごくすごく多いです。
人は普段、身体を反らすよりも、曲げる動作が圧倒的に多いですよね？
そして、デスクワークの人。
 
 
座っている状態でずっと縮んだままになってしまうので、立ち上がった瞬間に縮んだものがいきなり伸ばされて痛みを出します。
仰向けで膝を伸ばすと痛いけど、膝を曲げると楽。なんて言う人は、膝を曲げることで、お腹の筋肉が緩むから楽になるんですね。
 
もっと詳しく言えば、
「大腰筋」という筋肉ですね。
これが、腰椎から股関節を通って、大腿骨の小転子というコブに付きます。
腰椎に付いているのですが、決して背面からは触れません。
触れるのは腹側からなんですね。

 
そして、ここがやっかいなところなのですが…
 
 
前側からしか施術できない場所なのに、痛みを出すのは後ろ側。つまり、背中や腰に痛みを出すのです。
 
 
ここが悪くて、お腹がつっぱるとか、お腹が痛くて…と来院される方はほとんどいません。
 
 
だから、今まで散々見落とされてきたのです。
この川口駅でも、来院される患者さまのお話しを聞いていると、この部分の施術をしているのは、わたしのところだけです。
 
 
さて、問題の母にこの部分の施術をしていきました。
 
 
わたし「歩いてみ？」
 
 
母「…歩ける！足がスッと出るようになった！」
 
 
そして、腰の痛みもなくなっていました。
 
 
これで、お分かりになって頂けたでしょうか？
 
 
どれだけ、患部に原因がないか。
そして、どれだけ問診が大事か。
 
 
今回は大腰筋を例にしてお話ししましたが、お腹の原因になるのは、実はここだけではありません。
腹斜筋だったり、横隔膜だったり、腹直筋だったり、はたまた内臓の可能性もあります。
そして、面白いですが、腰痛だけではなく、お腹が原因で、肩こりになることもあるんですよ(^^♪
 
では、次回はそのお話をすることにしましょうか!(^^)!
次回もお楽しみに！