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HARU整体院 慶弐-keiji-

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プロテスト受験

こんにちわ!
そういえば、先日ある歌手の方と出会ったので、次回番外編ということで更新しますね♪

 

それでは、前回の続きです。
プロテストの日取りが決まり、いつも以上に練習に熱が入っていました。

 

プロテストに受かれば、次の月には成人式があります。
そこで、自慢したかったんです。(笑)
まだ友達にもボクシングをやっていることを言っていなかったので、びっくりさせてやろうと。
だからどうしても、今回のプロテストに合格したかったんです。

 

寒かったですが、ちゃんと学校前に毎朝ロードワークをすませ、寒すぎて帰ってくると顔が紫色になっていました(-_-;)

 

トレーナーには
「普通にやれば受かるよ!」

と言われていましたが、すごい不安でしたね。

 

そして、プロテスト当日。
会場は、ボクシングの聖地、後楽園ホール。

 

所属していたジムが名門のジムだったので、まわりから視線が集まっていましたね。
そのときの同門のジムからは4人受験。

 

普段、わたしは昼にしか練習に行っていなかったので、知らないメンツでした。

 

ほぼ会ったことないのに慣れなしくてチャラいサウスポー石井。
全くの初対面で好青年な正統派、山下くん。
いつも無口であまり声を聞いたことがない、どんなにパンチを当てても愚鈍に前に出続ける、無尽蔵のスタミナを持つ、渡辺さん。

 

まず最初は筆記試験。
どんなバカでもここで落ちる人はいないらしい。

 

2分くらいで書き終えた。(笑)

 

次に実技試験。

 

アップで、初めて憧れの後楽園ホールのリングに上がった。
照明が眩しい。
そして…初めて、気付いた。

 

今まで何度も後楽園には足を運んで、試合を見に来たが、全くわからなかった…。

 

マットを見ると、たくさんの斑点が。

 

端から見ると全く気付かないが、ここでたくさんの男たちが殴り合い、流してきた血の跡だった。

 

軽量級からやっていくので、わたしは3試合目。
同門ではトップバッターだった。

 

1、2試合目。
自分よりも小さい身体だが、がっちりした筋肉で体格はもうプロ級だった。

 

あっという間に、2試合が終わる。

 

どんどん胸の鼓動が高鳴る。

 

対戦相手は、自分より身長が低い短髪の埼玉のジムの人。

 

ドキドキ…。

 

リングに上がり、自分を落ち着かせる為に、なるべく周囲を見渡す。

 

 

そして、
ついに運命のゴングが鳴る―。

 

 

「カーン」

 

続く